コミティア116、ありがとうございました。


日付変わってもう一昨日のことになりますが、コミティア116への出展が無事終わりました。おかげさまで多くの方にお越しいただきました。ありがとうございました。
コミケの鉄道島と違うだろうし、どんな感じになるやら?と思っていたのですが、想像以上の反響をいただきました。断面モデルを用意したのと、展示物を撮影自由にしたのは良かった。

当日頒布した「Brick Blue No.15 形式585系写真集」はとらのあな様にて書店委託中です。気になる方はぜひぜひ。

東京ビッグサイト オリエント工房展示スペース

冬コミの後、友人から「架空車輌なんだし、出してみたら?」とアドバイスをいただき、また展示参加というものがあると知って、「全長3mの編成でも展示できる」と考えコミティアへのサークル参加を決めたのですが、その申込みはなかなか勇気が要りました。展示参加2スペース分、180×360cmの空間と行っても、飾れるものは車輌だけ。展示として成り立つのか心配でした。コミティアは何度か一般参加していますが、展示参加のスペースをじっくり見たことがなく、出展が決まった後は画像検索の結果を参考にしつつ当日まで準備を進めました。

まあ、前日に武蔵野市立吉祥寺美術館で開催中の「萩尾望都SF原画展」観に行ってたんですけどねえ(‘、з)っ⌒っ だって6日から展示物が入れ替わるというから…(「精霊狩り」の原画に感動)。

車輌は7輌編成×2編成のうち、内装を一部取り払ってバッテリーやモーターを仕込んだPower Functionsモデルをそのままに、9Vモデルの側面外装を片方取り払って断面モデルとして展示することにしました。2編成同じようなものが並んでても面白くないですし、完成モデルはフルスケールなうえに部品の都合でポッチが目立たないこともあって、ミニフィグを仕込んだ断面モデルを置けばレゴらしさをより一層アピールできるのではないか、という考え。

その他、今回の展示のために新たに用意したものは、5mのテーブルクロス、2mのパネル用の布、写真を貼ったボード5枚、看板、台座用に黒く塗装したスタイロフォーム・ブロック。これに14輌の車輌、総延長6mのレゴトレインの直線レール、写真集展示用の棚、文具類などをまとめると…
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当日の荷物がこんな感じ。異彩を放っているちりとり(手前)。撮影時にフリスビーと衝突して2輌が完全大破した経験から用意したもの。幸いな事にこれを使う場面はありませんでした。フリスビーも飛んでなかったし。

梱包も運搬も設営もひとりではとても無理だろうということで、今回は写真集のロケーション・コーディネートを担当した餅朗氏に協力を仰ぎました。また、当日にもうひとり、やっさんにスタッフとしてついていただきました。本当に助かりました。ありがとう。

585系展示
2人の協力により設営を素早く済ませることができました。9時ぴったりに会場入りして最初の1時間でほとんどの展示物が揃い、残りの1時間を飾ったレゴの調整やミニフィグたちのセッティングにあてました。

この585系は、車体と台車が固定されていないうえに台車に汚水タンクなどの機器類が取り付けてあってその順番が決まっている、PFモデルのユニットが3両にまたがっていて配線が複雑…等々、開梱設置には非常に時間がかかります(1人でやると1編成で40分~1時間程度)。2編成を30分程度で展開できたのは画期的。28個ある台車に番号シールを貼るという餅氏のアイデアも時間短縮に貢献。撮影時にやっておけばよかったと今更ながら後悔してます。

上の写真ではわかりづらいですが、右端に新刊を並べた棚を置いてあります。また、寝る前につくったスライドショーやYouTube動画を突っ込んだ「新しいiPad」(半年で古くなった第3世代)も置きました。5時間ずっと再生しっぱなしでしたが、バッテリ残量は83%→42%と大健闘。新しいiPadが初めて役に立った!

ところで2人に対して設営について説明する時間がなく、サークル入場時刻直前になってあわてて説明しながら描いたのが…
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……なんだろうね、これ。ごめん。今後はもっと余裕持って行動しようと思います…。

開場後は前述のとおり多くの方にお越しいただいたのですが、コミティアを侮っていたなあと思ったのは、鉄道ファンの参加者の多さ。「こういう車輌が欲しかったよね」と愚痴り合ったり、切替器やら遮断器やら変圧器やらブレーキ抵抗器やらと機器類だらけのモハネ585屋上レイアウトの想定についてお話したり、楽しかったです。
そもそも鉄道系のサークルが多いのですね。レゴだし、架空とはいえ実物車両モチーフだし…とビクビクしていたのですが、評論本や鉄道写真集の他に実在車両モチーフのグッズなんかもあったり(実在車輌再現モデルでも参加できる……のかも?)。

PFモデルの走行デモも行いました。まあ、わずか20cm程度ですが。

鉄道ファン以外の方の反響も多くいただきました。複数の方から同時に質問を受けてずっとしゃべりっぱなしな感じでした。中には一度ご覧になった後、ご友人を連れて再び足を運んでくださった方も。それから、久々にお会いできた方もいて嬉しかった。
どうやら断面モデルが良いアピールになったようです。モデルそのものより様々にポーズを取ったミニフィグの力が大きかったような。遠巻きに見てもレゴだとわかるアイコンになっていますから。

レゴトレインについての説明は、50年の歴史があること、愛好家が多いこと、トレインのセットが一般に販売されていて線路と足回りは専用部品があること、車体はその大きさも含めて皆自由に組み立てていることなど、展示している585系の仕様がレゴトレインのスタンダードではないのだということを強調しつつ、慎重に行ったつもりです。うまく伝わっていれば良いのですが。
コミケでもそうだったのですが、客用扉のプラグドア・ギミックを披露するとあまりに反応が大きいので、「これは自分のオリジナルのアイデアではなくて、愛好家の間ではよく使われている手法なんです」とあわてて補足を入れたりなんてこともありました。
レゴトレインについての質問が多かった方には、「写真集奥付の『関山さん』の下に載ってるアドレスをまず覗いてみて」と案内しましたw

そんなこんなであっという間に終了時刻。撤収も手早く40分程度で済ませ(といっても他のサークルに比べかなり遅いのですが…)、休憩はさみつつ帰宅…ではなく、ゴジラ仲間の友人たちと合流し、そのまま某所へ、某作品のロケ地巡り。

生き急いでる感たっぷりの連休でした。

さて次回はどうするか? 夏コミも申し込んでいるのですが(新刊予定は無し)、そろそろ次の作品に取り掛かりたいところ。でないと8月のJAMにも間に合いませんし…。

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