2019年11月の伊福部昭関連の演奏会をまとめてみました。
芸術の秋ということなのか、なかなかの件数です。
詳細は下記カレンダー、各団体の告知をどうぞ。
2019年11月3日(日)
公式案内では告知が行われていませんが、「芸祭ブラス」の企画ということで「吹奏楽版」のようです。
なぜか編曲者のアナウンスもありませんが、これまで編まれたSF交響ファンタジーの吹奏楽編曲としては、福田滋によるものが知られています。
リハーサル動画も公開されています。
https://twitter.com/concert_52/status/1179744786980507648
https://twitter.com/concert_52/status/1188125421453234176
2019年11月4日(月)
〝物云舞〟ほか、箏曲に舞踊を組み合わせる趣向のようです。
武満徹「雨の樹素描II」やNコン課題曲の編曲で知られる鷹羽弘晃の委嘱新作などとの組み合わせ。武満作品と対比させて聴く良い機会でしょう。
2019年11月9日(土)
11月の要注目の演奏会。2015年8月のユニコーン・シンフォニー・オーケストラ定期演奏会以来、プロのオーケストラが取り上げるものとしてはセッション録音を除けば1990年1月の東京都交響楽団定期演奏会以来となる、舞踊曲〝サロメ〟です。
当日は指揮者によるプレトークが予定されています(13時40分より)。
また、本演奏会に先立ち、11月7日(木)には公開リハーサルも予定されています。(詳細は下記にて)。
今朝は11/9シティフィル定期の伊福部昭「サロメ」の譜読み。
以前からやりたくて2015年に関係者の方々に倉庫で眠る楽譜を探しだして頂き先ずはアマオケで取り上げた。リハ回数が多くテンポ他試せて良かった。妖しげで色っぽい野性味溢れる強烈な大作❗次回から解説します。https://t.co/iPcOuzcziI pic.twitter.com/4UfdF0y70d— 藤岡幸夫 Sachio Fujioka (@sacchiy0608) October 23, 2019
東京シティ・フィルと同日・同時刻に、これまた演奏機会の少ない管絃楽の爲の音詩〝寒帯林〟の演奏も行われます。
こちらも上記演奏会2件と同日ですが、終演時間次第ではハシゴできるかもしれません。
2019年11月10日(日)
イタリアはトッリータ・ディ・シエーナでのリサイタルです。伊福部作品やドビュッシー作品のほか、20世紀前半のタジキスタンやトルコの音楽、2010年代の邦人作品を構成した、凝ったプログラミングとなっています。
イタリアのTorrita di Sienaという町で11/10リサイタルをします。伊福部昭大先生の「ピアノ組曲」を演奏します。
この曲が初演されたのはイタリア。よき里帰りとなりますように。お弟子さんである素敵な作曲家がプレゼントしてくださった本を読みつつ搭乗待ち。 pic.twitter.com/kJI7q0Io7Z— 江川智沙穂 (@ChisahoEgawa) October 28, 2019
2019年11月16日(土)
美術館の展示スペースでの演奏会とのこと。日本画に囲まれる中での演奏はちょっと得難い体験か。
2019年11月21日(木)
吉志舞の演奏も久々でしょうか。二部構成でかなり長めのプログラムとなっているため、時刻には注意が必要です。
2019年11月23日(土)
久石譲作品との組み合わせ。
10月29日時点でも開演時刻のアナウンスが行われていません。今後も要チェックです。
2019年11月24日(日)
学祭の催しの一環で、午前中に行われる演奏会です。
休日の朝から伊福部管絃楽作品を聴くという、なかなか冒険的な演奏会です。